破損の原因 破損する場合いくつかの原因があります。 下記には当店で良く聞くお客様からの報告による事例を挙げさせていただきます。 1.竿を立て掛けて倒れる たたんでいる状態で倒れると太いところから3本〜5本ほど破損する場合があります。 そのうち元竿以外は恐らく縦ヒビです。 次回以降の使用で鮎が掛った瞬間に折れる可能性があります。 参考画像 2.根掛かりしてあおる 非常に多い事故の一つです。 竿は竿全体で調子を保っているため、一部だけに負荷が掛るような勢いをつけたあおり方をすると折れます。 全ての事故に共通しますが、特に高弾性のカーボンを使っている竿ほど粘りがないため折れやすくなります。 無理せず根掛かり外しを使う等で対処するか、どうしても外れない場合は糸と竿を一直線に引っ張って糸を切りましょう。 3.竿を伸ばしなながら 非常に多いです。 近年の竿は非常に高弾性になっておりガラスのように繊細になっています。 そのため本来全体で曲がる竿が誤った伸ばし方をしたときに一か所に負荷が集中してかかるとその部分が簡単に破損してしまいます。 4.竿をたたみながら 断トツ事故原因No.1です。 次回の釣行で竿を伸ばしたら折れていたというのは間違いなくこれが原因です。 誤ったたたみ方をすることで伸ばすことと同様に破損してしまいます。 5.固着して 雨天の時に良く発生します。 固着を恐れ伸ばしすぎないようにしたために節落ちし、再度伸ばした時に雨の影響で伸ばしすぎたために固着する場合が多いです。 固着した部分を無理にたたもうとすると、負荷に耐え切れず破損する場合があります。 また、元竿と元上が固着した場合はできるだけそのままの状態で最寄りの釣具店に持ち込みましょう。 6.節落ち ※画像 スポーツライフプラネッツより 節落ちした場合、通常細い穂先側から落ちてきます。 その状態で竿をたたむと、既に細い番手が中にあるため細い2番、3番の玉口を太い番手の5番、6番等の元で叩いてしまいます。 その為、細い番手の玉口が欠けたり割れ、かつ5番、6番等の竿の内側のカーボンが剥離する原因になります。 強度が極端に落ちる場合があり、折れや潰れることがあります。 また、節落ちした竿をそのまま慌てて伸ばすと同様の事故につながりますので伸ばす際にも注意が必要です。 ※画像 スポーツライフプラネッツより 7.置き竿 石の上に置いたときに出来たヒビが原因で破損します。 高弾性のカーボンは一点に集中した衝撃に非常に弱いため、尖った石等に当たるとその部分にヒビが入ります。 大体は致命傷にはなりませんが強度が落ちるため使用しているうちに破損することが多いです。 基本的に石の上に置くことは推奨しません。 8.風 釣りをしていて風が吹くと竿の折れる音が響いて聞こえてきたことがある方も多いのではないでしょうか。 風による竿への負荷というものは自分で思うより遥かに大きく、魚が掛る負荷よりも強いです。 それだけの負荷が掛ると当然ですが竿の曲りの限界を超えますので破損します。 この場合竿の細い部分にはあまり大きな負荷が掛りませんので、元竿に近いあまり曲がらない部分が破損します。 ほとんどは元竿、元上から折れますので注意が必要です。 9.砂利が竿の節に噛んでいる状態での使用 竿の中に砂利が入っている状態でメンテナンスを怠ると砂利によるキズが原因で破損につながる場合があります。 濡れている竿を地面に置いた時に、湿った砂や小砂利が付着します。 竿に付着した状態で釣場の移動や、帰る時に仕舞う場合などに砂が入り込み、次に振り出す時にキズをつけます。 そのほかにも濡れた状態で車内に放置すると塗装が剥離したり、気泡が浮き出てくる原因につながります。 ※画像 スポーツライフプラネッツより 10.転倒 どんなに釣りが上手い方でも転倒して竿を破損することがあります。 転倒した場合には必ず全部の節を細かくチェックしてください。 たたんだ状態では多いと5本〜、伸ばした状態で2,3本〜が折れまたはヒビ割れを起こしていることがあります。 大まかに分けても事故原因はこれだけあります。 以上を踏まえて対処方法を次のページにてご紹介いたします。 釣り竿破損防止のために -対処方法- |
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