「五感」でとらえるか、「剛腕」でねじ伏せるか。
本流大物竿の未来を切り拓く新調子。
細山長司氏監修。
本流竿の王道に、感度を研ぎ澄ました[GOKAN H90-95]と、モンスター級を手玉に取る[GOWAN HHH86-92]が加わりました。
ともに新構造スパイラルXコアを採用し、ネジレ強度と圧縮強度が飛躍的に向上。
軽量のエキサイトトップを搭載し、やや先寄りへ調子をシフトすることで操作性と感度をプラスしました。
掛けてからはスパイラルXコアとパラボラチューンのコンビが豊かな粘りを発揮。
GOKANは細身肉厚設計で風切り性能も強化。
GOWANには非回転式「超感」トップを搭載し、不意に喰ってくる大物の引きをモノともしない屈強さを備えます。
[ DEVELOPMENT STORY ]
細身で軽く、長くしたうえシャープであること。これが今までに多くの本流竿を手掛けてきた細山長司さんとシマノが掲げたテーマでした。終日振っても疲れなければ、本流竿は長いほど「遠くのスジを流せる」「流す距離を稼げる」といったメリットが大きくなります。
H90-95は、旧モデルよりもやや先調子にシフトし、10本継から9本継に変更。細身になったブランクスはシャープさが増し、風切り抵抗がグッと抑えられました。HHH86-92も9本継で先調子寄りの設計。シャープで切れのある調子を目指しました。細山さんはこのような評価を遺しています。
「H90-95は、小さい魚は先だけが曲り、大きい魚を掛けると元節までしっかり仕事をする竿になっています。ズームUPしても調子が変わらず、エキサイトトップと超感トップの相乗効果か、感度も素晴らしいですね。HHH86-92は旧モデルよりも20cm長いにもかかわらず、取り回しのよさや感度、フッキング性能は明らかに向上しています。パワーは十分で、7㎏クラスのサケとも堂々と渡り合えますよ」
細山氏がこだわり続けた「本流調子」に、新たな方向性を示す一竿が誕生しました。
全長:9.2m(86-92)
継数:9本
仕舞寸法:127.1cm
自重:390g
先径/元径:2.1/26.6
適合水中糸ナイロン:1.0~4.0号
カーボン含有率:99.7%
■スパイラルXコア
■ナノピッチ
■Gクロスプロテクター
■回転「超感」トップ(GOKAN H90-95)
■非回転式「超感」トップ(GOWAN HHH86-92)
■しっとりグリップ
■口金具(元竿・元上玉口部)メタルトップ口栓
■エキサイトトップ
■ハイパワーXティップ
■マッスルカーボン
■パラボラチューン
■元上尻栓
■アクションズーム(50cm)(GOKAN H90-95)
■アクションズーム(60cm)(GOWAN HHH86-92)
■チューブラー穂先
■固着防止対策
■ニット製竿袋