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入れ掛かりをもたらす戦略的パワーロッド!個性さらに極まる。 6代目スペシャルトリプルフォース。 大鮎&瀬釣りで入れ掛かりをもたらすロッドとして、パワーだけでなく軽さや操作性のバランスも徹底重視。 さらに数々のテストと釣果から導き出された専用設計を施し、各アイテムの特性がさらに磨きがかかる。 パワーを維持しつつ操作性を高めることが命題 スペシャルトリプルフォースは瀬竿を超越した、競技でも活躍するポテンシャルを備えた軽量パワーロッドである。 2006年に初代が誕生し、2017年に登場した4代目からは、胴調子の「急瀬G」と先調子の「急瀬T」を代表とする個性派集団がラインナップ。 そして誕生から20年を経て完成した6代目は、特化した個性とパワーを継承しつつ、操作性を極限まで高めることを命題に開発された。 軽さと掛け性能を磨き上げ、急瀬Gと急瀬Tには先鋭的な「85」レングスを新たに追加した。 軽量化の成功とワンピースのような曲がり 前モデルから引き継いだモデルは総じて軽量化に成功した。 早瀬V90で3g、急瀬T90で5g、急瀬G90で2g、急瀬GH90では10gという驚異的な軽量化を実現。 パワーを保ちながら無駄を削ぎ落とせたのは、パワー伝達性を高精度に解析できる先進テクノロジーによるものだ。 軽くなってもパワーやタメ感はむしろ向上しており、各節の継目がギクシャクせず、ワンピースロッドのようにしなやかに曲がる。 Gは胴調子、Tは先調子としてスムーズな曲がりを発揮するチューニングを施した。 スペシャルトリプルフォースのマスターピース、急瀬G90は、振ったときにはシャキッとした張りがありながら、大鮎が掛かると元竿までスムーズに曲がって力を引き出す。 担当インストラクターの坂本禎が「神ロッド」と称したほど完成度が高い前モデルのバランスをあえて崩さぬよう、緻密に性能を高めている。 シリーズ最強の急瀬GH90は、急瀬G90の設計思想をもとに10gの軽量化と、尺アユをも抜く底力を備える劇的な進化を遂げている。 一方、テクニカルモデルの急瀬T90も先調子の操作感を洗練させつつ、曲げ込んだときのロック感がかなり軽減されている。 早瀬V90に関してはFWの血統を引き継いだ設計で、ゼロを取るテンション管理も行ないやすく操作感がアップ。 幅広いシーズンに対応する。 先鋭的な85ラインナップ 個性が際立つ付属替穂 新たに加わった85(8.5m)レングスは、6代目のテーマである操作性向上を象徴する存在だ。 前モデルでは急瀬S85(本調子)のみだったが、今モデルでは先調子のTと胴調子のGという、風神・雷神のような2本が誕生。 点で探る縦の釣りを極めたのがT、ベタザオで動きのある引き釣りにマッチするのがGである。 短尺化する竿は突っ張るような硬さが強調されがちだが、高精度に解析された調子設計でスペシャルトリプルフォースらしいパワーと操作性を獲得している。 操作性のアップといえば、パワーセレクトシステムの替穂も大きく貢献する。 早瀬Vには新開発のソフトタイプチューブラーを装備し、「モア・バーサタイル」を実現。 急瀬Tには先径0.7mmのパワータイプソリッドを採用し、繊細さと強靭さを両立する「モア・テクニカル」を追求した。 急瀬Gと急瀬GHには、巨鮎狙いや大型オモリを駆使した高負荷の操作に最適なパワータイプチューブラーが付属している。 Hランクも上がる「モア・ギガパワー」の穂先となる。 求めたのは鋭く軽快なパワー 短くすることが困難な先調子 タメ性能との両立をいかに見出すか 先調子の急瀬T(テクニカル)は、トリプルフォースらしいタメ性能をもたせるのは毎回苦労するんです。 バットに張りがないと操作感が悪くなり、張りを強めすぎればタメ性能が弱くなる。 新たに開発された急瀬T85に関しては短くなるぶん、操作の精度も高まってオトリのレスポンスもよくなるのですが、タメ性能を引き出すのが難しかった。 穂先周りのブレを収束させたのと、新たに付属されたパワータイプソリッドを組み込めば相反する要素をバランスよく整えてくれ、ピンポイントを緻密に攻略できます。 とくに竿を寝かせて使いにくい大石底の変化に富んだ川では効果的です。 一方の急瀬T90は先調子でありながら胴までしっかり曲がり込む。 先調子なのに曲がりが止まるロック感、不安感がかなり解消されているのが驚きです。 フラット河川から大石底まで対応するオールマイティな使いごこちです。 付属のパワータイプソリッドを使えばよりソフトなオトリ操作も可能です。 急瀬T85も急瀬T90も、先調子の操作性とタメ性能を高い次元で両立させることができました。 急瀬T90 高次元で両立させた先のきく操作性とタメ性能 先調子なのにタメが利くロック感を解消 急瀬T90は3代目である。島啓悟は前モデルまでの流れを汲みながらもバランスの取れたモデルに仕上げたと話す。 「初代は先だけが曲がって、胴はカチっとした調子でした。 正直なところ、ブレが少なく掛けるまでの操作はいいんですが、下の強い部分まで竿が曲がり切らなかった。 2代目は逆に下の力が出るように頭をしっかりさせたので、パワーはアップしたんですけど若干持ち重り感が強くなった。 3代目急瀬T90が目指したのは、先調子でありながら胴調子のようなタメ性能。 そんなトリプルフォースを僕はずっと求めているんですが、今モデルは理想的な一本に仕上がったと思います」 前モデルよりも5gの軽量化に成功。 バランス的にも持ち重り感が解消され“先”を使った操作がよりしやすくなったという。 「先調子のTはパワーを発揮して反発力を引き出すまでが胴調子のGよりも速いです。 粘りはG調子のほうが上ですが、急瀬T90は急瀬T85に比べると長さがあるので、しっかりと曲がってくれます。 先調子竿はどこかで曲がりが止まる“ロック感”が生じるものですが、今モデルの急瀬T90はロック感がほとんどありません。 竿の角度さえキープできていれば、魚が走って、もっていく領域から下が、ぐーっと曲がってくれる。 その状況で抜くタイミングをうまく取れると、いい感じで魚飛んできます。 タメが利いて曲がって、25〜26cmが気持ち良く釣れる竿に仕上がったと思います」 オールマイティに使える 島は今モデルのテストは、盛期の長良川・板取川・九頭竜川、終盤の紀ノ川・根尾川で行なった。 竿を寝かせて釣りにくい大石底の川では高い操作性を存分に発揮し、川を選ばずにその実力を感じ取れるという。 「9mはオールマイティさが魅力です。 フラットな河川でも変化に富んだ大石河川でも竿先周辺を使えるので、曲がりの強弱や竿の角度を調整できます。 魚を止める操作が身についていれば、かなり大きなサイズにも対応できます。 紀ノ川のような押しの極端に強い河川でなければ、28cmクラスも引き抜くことができました。 球磨川でも人吉の町中であれば、尺鮎が相手でもこの急瀬T90で釣っていましたね。 下流へ下れたり、魚の引きに耐えられる緩い流れであれば、何とかなりました」 今モデルから付属の穂先には「パワータイプソリッド」が採用されている。 誤解してほしくないのは、このソリッドが竿のパワーを上げるためだけのものではないという点だ。 「パワータイプソリッドは、より大きな鮎に対応するだけでなく、ソフトなオトリ操作もしやすくするための替穂です。 90はチューブラーでも非常にバランスの優れた先調子に仕上げています。 パワータイプソリッドは、パワーに優れることはもちろん、掛かる魚が思ったより小さいという状況に対応できる繊細さも両立しています」 急瀬TのHランクはH3.0である。 急瀬GがH3.2なので硬さ表記は落ちるが、島にとってはこのくらいのパワーがちょうど良いという。 「僕がGを使うと身体がやられます。 竿のパワーはあるんですが、しっかりと曲げてタメる操作は体力を使うんです。 腕力のない人が1日使うとすれば、急瀬Tくらいのほうが負担は少なくていいのかなと思います」 繊細な操作を可能にし、ロック感のないタメ性能も備えた今モデルは使い手を選ばない。さまざまな河川で活躍することだろう。 TECHNOLOGY -テクノロジー- ■スパイラルXコア ■ナノピッチ ■ハイパワーXティップ ■エキサイトトップ2(標準穂先) ■タフテック∞インフィニティ(替穂先) ■Gクロスプロテクター ■回転「超感」トップ ■しっとりグリップ H表示・・・H3.0 全長・・・9.0m 継数・・・8本 仕舞・・・136.5cm 自重・・・240g 先径・・・1.8/0.7mm 元径・・・24.8mm 適合オモリ・・・0〜6/0〜3号 適合水中糸・・・ナイロン0.2〜1.0 メタル0.05〜0.3 カーボン含有率・・・99.8% |
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