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軽量胴調子の頂点、極上の引きを!しなかやかに、軽やかに、意のままに入れ掛かる。 あらゆるテンションに対してオートマチック感覚で追従するスムーズな曲がり。 テンションを利かせた釣りにてダイレクトな負荷を全身サスペンション。 オトリが川底を這うように引ける。 動きのある攻め釣りが得意だが、軽いので泳がせもOK。 新たな入れ掛かりとエキサイティングな釣りに貢献。 超高弾性カーボンとの融合で“リミテッド超え”の完成度 シマノ鮎竿初となる「軽量胴調子」のスペシャルエアロドライバーは、我々の想像をはるかに超えて多くのユーザーに迎え入れられた。 当然、次の期待はリミテッドプロへと向かうが「スペシャルでの高評価をひとつ上のカテゴリーで再現する」といった単純な動機でプロジェクトは動いていない。 なぜならば胴調子でこそ、リミテッドプロの超高弾性素材が存分に活かせるからだ。 誤解をおそれずに言えば胴調子は全身が曲がる“グニャグニャ感”ゆえ、操作を止めたときの反動(ごくわずかだが)で“おつり”がくる。 これが持ち重りや振り重りの原因となる。 また、クッションが効きすぎるがゆえに感度が劣る傾向にある。たとえるなら“芯がない”。 つまり弾性の低いカーボン素材ほどデメリットが強調されやすく、逆に超高弾性素材のプラス効果は絶大。 設計の自由度が増してさらに細くなり、風斬り性能もアップした。 スペシャルの同モデルと比較して85は15gの超軽量化を達成。 もちろんHランクのイメージを凌駕するパワーにも磨きがかかり「H2.4で23cmは厳しい」という懸念は、 一度手にすれば簡単に覆されるはずだ。 「リミテッドだから」この竿が凄いのではない。 それをはるかに上回る完成度だから凄いのだ。 細く長いセクションが胴調子の能力を引き上げる 一方で、この竿の開発には異例のプロト数、開発期間を要した。 超高弾性素材を採用するだけで目指す調子は生まれない。 張り感が出過ぎてしまう。だからブランクスを細くした。 物理的に曲がりやすくするためだが、これはリミテッドプロであるがゆえの設計ともいえる。 ただし、竿の#1#2を細く成型することは難しい。 エアロドライバーは7本継(通常の9mは8本継)であるから各セクションが長く難易度はさらに増すが、ラシュランで培った技術がそれを可能にした。 竿の“関節”といえるジョイントの部分を減らすことができれば、軽量化とスムーズな竿の曲がりに直結する。 竿の先端部近くにジョイントを集中させて胴に入りやすく、操作性を高める方法もあるが、どうしても悪影響を及ぼしやすい。 紙一重のバランスが求められるのだ。 結論としては、継数を減らし、美しい曲がりを全身で表現した上で、各セクションのミリレベルの微調整をすることによって操作性を高める。 それがシマノの考える理想の胴調子。 とくにスパイラルXコアの採用はリミテッドプロエアロドライバーのように細くて薄肉の竿、すなわちネジれやすくてつぶれやすい竿ほどより効果を発揮するため“贅肉”がなくなり操作時の“ダルさ”が消え去った。 それは結果的にソリッド穂先の標準装備にもつながる。 かつて胴調子にソリッド穂先の組み合わせはタブーと言われたが、現在はトーナメンター御用達のセッティング。 リミテッドプロとなったエアロドライバーなら、スペシャルをしのぐ軽さとしなやかさを備え、よりシャープ。 ソリッド穂先が活かせるベースを備えている。 数々の名竿を生み出した、引退したかつてのロッド担当者は、リミテッドプロに昇華したエアロドライバーを手にして感極まったという。 「こんなにも細く、軽く、素晴らしい竿ができたのか」と。 90 「もっともっと」の先を見るために、“黄金調子”はどこまでも輝く。 間もない調子だからこそ90の特性をどう進化させるか? 鮎友釣りの歴史において、己の技術をここまで磨き続けている男は小澤剛をおいてほかにいないだろう。 釣れば釣るほど、勝てば勝つほど、その考え方はだんだんシンプルになっているように見受けられる。 達観しているといってもいい。 「みんなが僕と同じだとは思っていないし、日本で一番うまくなりたいと思っているわけじゃないのは百も承知です。ただ、もっと釣りたい、もっとうまくなりたい、そんな『もっともっと』の先に、オトリ操作は避けて通れない。じゃあオトリ操作って何?と聞かれたら、それは糸の張り加減なんですよ」 突き詰めればそこしかない。 そう小澤は考える。 その張り加減の基準こそゼロテンションであるが、実際にはその基準からどこまで張っていくかという操作になる。 ゼロ感度を重視した釣りなら求められる調子はFWだが、引き釣り主体ならエアロドライバーだ。 小澤の考える“黄金調子”とは、つまりこの2つに集約される。 ただエアロドライバーの調子は誕生間もない。 スペシャルからリミテッドへの進化の道筋は鮮明に見えていなかった。 実戦で求められる性能と超高弾性カーボンの可能性 「僕は調子しか見ていないから、穂先の太さや竿の細さとかは全然気にしていなくて、ただ僕は自分の理想に向かっていくだけです」 スペシャルの90で目指したものは、オトリを積極的に動かして掛けにいくためのしなやかさ。 「ジワッ、ジワッ」と曲がりが微調整してくれることで高速引きにも対応する寛容なしなやかさだ。 それをリミテッドで表現するならば、センサーに例えられる小澤の指の触感をマックスに発揮できる軽さと感度に引き上げる必要があった。 「最終型はもちろん、自分の目指すところまでたどり着けたと思います。 スペシャルがかなりいい出来だったので、リミテッドはあれを超えられるのだろうか?と思っていましたけど、超えたとはっきり言い切れますし、僕の中ではやりきった」 超高弾性カーボンの採用に疑問を抱いたこともあった。 素材がいいから竿はよくなるに違いない、そんな価値観は小澤とは無縁だからだ。 「僕も兄貴(小沢聡)もそうだけど、釣れなきゃ意味がないと思ってます。 最終的に引舟の中に大きい鮎がたくさん入っていることが重要なんです」 だから小澤にあらためて訊ねてみた。釣れる竿ですか、と。 「釣れる竿だと思います」 小澤は迷いなく即答した。 TECHNOLOGY -テクノロジー- ■スパイラルXコア ■ナノピッチ ■パラボラチューン ■ハイパワーXティップ ■エキサイトトップ2 ■タフテック∞インフィニティ ■Gクロスプロテクター ■回転「超感」トップ ■しっとりグリップ H表示・・・H2.4 全長・・・9.0m 継数・・・7本 仕舞・・・142.5cm 自重・・・205g 先径・・・1.6/0.7mm 元径・・・22.9mm 適合オモリ・・・0〜3/0〜1.5号 適合水中糸・・・ナイロン0.1〜0.5 メタル0.01〜0.15 カーボン含有率・・・99.5% |
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