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ついにスペシャルに初登場。超軟穂先の先調子トラスティー。高精度な引き釣りをもたらす。 「魔法の杖=マジカルスティック」2008年に誕生してから18年、ついにスペシャル初登場。 超軟穂先チューブラーの魔力、オトリが勝手についてくる。 自在に引きながらも、狙った場所でピタっと止めて誘える高精度。 リミテッドプロにのみ存在する唯一の調子がスペシャルに 「信頼」という意味が込められたトラスティーは2008年に誕生し、数々のトーナメントにおいて輝かしい結果を導いてきた「釣れる調子」。 そしてその存在は、これまでリミテッドプロにのみ許された唯一無二の存在だった。 しなやかな#1〜3とブレのない胴を備えた個性的な先調子は、超高弾性カーボン素材なくしては実現できなかったからだ。 プロトは作り続けてきたが、開発チームも、この竿の担当である小沢聡も、「これは違うよね」という判断が続き、採用には至らなかった。 それが満を持して、ついにスペシャルクラスで、「これぞトラスティー」と自信を持って宣言できる竿ができた。 シリーズ誕生から18年もの歳月が経過していた。 シンプルに先調子の竿を作るだけなら、ここまで長い時間はかからなかっただろう。 だがトラスティーは#3近くまで軟らかく、そこから下で急激に硬くなる特徴的な設計。 これが難易度を高めていた。 実現の原動力は技術の進化 “45度の釣り”で威力を発揮 スペシャルトラスティーが実現できたのは、シマノにおける竿の分析手法が磨かれたことが大きい。 現在では5年前、10年前と比較してはるかに多角的な曲がりの分析が可能になっており、高精度、かつ難易度の高いチューニングを竿に施せるようになった。ではトラスティーは、いったいどんな竿なのか。 例えば同じ先調子のSCは、#1と#2が「入る」ように設計されているが、決して軟らかくはない。 フロロカーボンなどの水中糸を用いた泳がせ釣りとの相性がいいラインテンションの竿である。 一方のトラスティーはロッドテンションの竿。 金属系の水中糸を用いて「張って釣る」竿であり、ベタ竿の引き釣りから竿角度45度での操作が得意だ。 ただし立て竿の泳がせで使う人も少なくないし、ここちよく使えるバランスは備えている。 細径チューブラーの強み 高精度の引きと多彩な操作 引き釣りに関していえば、オートマ感覚で引けるのは胴調子のエアロドライバーやラシュランだが、同様に定評のあるトラスティーが異なるのはその精度。 狙いのピンポイントで止めたり、細かい流れの筋を引いたり、静と動をミックスした操作は圧倒的にトラスティーが使いやすい。 変化のある川相が得意なのはそのためだ。 先径1.4mmの穂先はソリッドと釣りのベクトルはほぼ同じだが、より高感度。 しなやかさオンリーの穂先でも、操作偏重の穂先でも難しい、繊細で緻密な世界観を見せてくれる。 決して派手な存在ではないが、間違いなく「釣れる調子」。 そして小沢聡が最も信頼を置き、勝率がもっとも高い「勝てる竿」。 それがトラスティーである。 90 繊細な操作感はそのままに、良型でも頼れる安心感。 タメが利いて競技でも実績 竿の信頼はますます厚く 「90は掛かったときに胴に乗るし、パリパリの先調子の印象はないのでタメが利きます。やはりH2.75なのでパワーがあり、良型への対応力は圧倒的に高いですね。取り込みやすさはこっちです」 昨年8月、馬瀬川で開催されたトーナメントで小沢はこの90を使って表彰台に上がった。 85か90か。 竿の選択に悩んだが、優れた操作性にどちらも差はない。 そのときは渇水で良型が混じる状況だった。きっと魚の警戒心は強くなっているだろう。 ならばリーチの長い90だ。 「プライベートなら軽い85を選んだでしょうし、例えば長良川の大和地区や白鳥地区で竿を出すなら85。 盛期で吉田川合流点より下流の水量があるエリアならこの90ですね。 釣り方に関しては、どちらが引き釣りに向くとか、泳がせが得意だとかはありません。 両モデルとも同じ操作ができますね」 惜しくも頂点には届かなかったが、スペシャルトラスティーのポテンシャルは実証できた。 またこの竿への信頼が、厚くなった。 90 守備範囲はより広く、操作性は限りなく85に近く。 精緻な操作感を維持しつつ遠くのピンポイントを攻略 85を担当した小林だが、小沢と竿を交換して90を手にしても何ら違和感を感じなかった。 Hランクはパワーにあらず、その意味がよくわかる出来事だった。 「90になっても持ち重り感がないのはもちろんですけど、やはり糸をつまんで操作できる感じはあると思います。 表記はH2.75なんですけど使用感としては限りなくH2.6に近いですね」 開けたポイントではオトリ鮎を下流に送り込み、ベタ竿で上流に引き上げる。 扇状にポイントをトレースする小林の得意な釣りだ。 50cm違えばトレースラインはより沖側に描かれることになる。 「やっぱり50cm違うと守備範囲が全然違う気がしますね。かなり遠くまで攻められます」 下竿で広角に攻める釣りにも活躍する異能の先調子。 もちろんトラスティーだから、ただ遠くを釣るわけじゃない。 リーチの長さと操作性を活かし、広く探りながらも石で囲われた沖のピンポイントでアタリを待つ。 小林の目印が弾け飛ぶのに、さほど時間はかからなかった。 TECHNOLOGY -テクノロジー- ■スパイラルXコア ■ナノピッチ ■エキサイトトップ2 ■Gクロスプロテクター ■回転「超感」トップ ■しっとりグリップ H表示・・・H2.75 全長・・・9.0m 継数・・・8本 仕舞・・・136.5cm 自重・・・220g 先径・・・1.4mm 元径・・・24.5mm 適合オモリ・・・0〜3号 適合水中糸・・・ナイロン0.15〜0.8 メタル0.05〜0.25 カーボン含有率・・・99.6% |
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