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オトリ操作の核心 ゼロオバセを感じ、意のままに操る。 鮎竿に求められる「軽さ」を追求したFW(フェザーウェイト)。 その優れた軽さにより様々な操作のオトリ精度が向上し、高い集中力の持続もサポート。 またラインテンションの感知能力に優れ、張らず緩めずのゼロオバセの状態を的確に把握。 泳がせから引き釣りまで、幅広くオールラウンドに対応できる調子です。 近代友釣りの絶対的基本 ゼロの感度、操作性に回帰 鮎竿を象徴する「軽さ」を追求したFW(Feather Weight=羽のような軽さ)。 プロセレクトでは3代目となるFWは、23スペシャル競FWや24リミテッドプロFWベリーベストの遺伝子を受け継ぐ竿だ。 前作はFWにしては軟らかめの#1と#2を備えていたが、当時の小澤剛が竿角度45度で上方テンションを多用していたこともあり、そのような操作で使いやすい穂先が柔らかめの調子に仕上げた。 ある意味ゼロ感度を若干落としてもオートマ感を出すことが狙いだったといえる。 今作はクラス最軽量は当然ながら、あらためて近代鮎釣りの絶対的な基本であるゼロテンションの操作性、感度を追求している。 タメ性能も大幅に向上 これがあらたなるFW基準 ゼロ感度を重視した竿はシャープネスがゆえに、どうしても硬めの調子になりがちである。 そのため、引き性能にジャジャ馬感やスポーツカーのようなテイストが色濃く出てしまう弊害が付いて回る。 引き性能とゼロテンションの操作性は、いわばトレードオフの関係だ。 長い間、開発チームの頭を抱えさせてきたこのジレンマを解決したのは、並行して開発してきたリミテッドプロエアロドライバーやスペシャルトラスティーでその効果をいかんなく発揮した、竿の高精度な分析手法。 今回のプロセレクトFWはシャープで持ち重りが軽減され、ゼロ感度に優れていながらタメもきく。 限界近くまで曲がり込んだときのロック感がなく、硬さからくるデメリットを払拭するバランスとなっている。 とはいえ、苦労がなかったといえばそれは嘘になるだろう。 スポーツカーのようなカチッとした操作感がありながら、誰もが運転しやすいスムーズさ。 そのようなバランスを求めて模索したことは確かだ。 ゼロテンションとは、ある意味ニュートラルな操作だといえる。 だからこそ引きにも、泳がせにも、容易に移行できる。 つまり「引いてよし、泳がせてよし」のオールラウンド性能もまた、FWの強み。 そして、よりゼロ感度の上がったプロセレクトFWは、引きも泳がせも、その操作レベルを同時に引き上げてくれる竿なのだ。 軽さ際立つ隠れた名作80 シリーズを象徴する「光と影」 また、今作の隠れた名作といえるのが80。 ただでさえ軽い短竿に軽いFWをミックスしたことにより、圧倒的な軽さを体感できる。 そしてH2.6は前作のラインナップにはなかったものだ。 プロセレクトにもKODACHIのような短竿はラインナップされているが、アクションズーム搭載の先調子でH2.75。 石がゴロゴロした渓流相の釣り場で点の釣りに向いている。 一方、今回のFW80はノンズームのH2.6。 このスペックが示すのは、より幅広い釣りへの対応力。 元々短竿は無理がきくため、さらに信頼度は高くなっている。 最後に、今回のプロセレクトFWでは同シリーズのVSやTFと同じ次世代に向けたユニバーサルデザインを踏襲。 爽快な真夏を連想させる「光と影」を意識したブラック&シルバーを採用した。 ある意味、最も多くのユーザーが手にするシリーズだからこそ、“100年後も友釣りを残したい”という想いを込めている。 85 引き性能もゼロ感度も両立、スペシャルに匹敵する完成度。 心血を注いできたFW調子 さらに絶妙のバランスに 「初代が結構ゼロ感度に特化して作った竿なので、2代目はちょっと先端のほうを軟らかめにして引きやすさを求めたんだけど、今回はその間。 だから結構シャンとしていてゼロ感度も取りやすく、持ち重り感がなくなっていると思います」 小澤にとってFWは思い入れのある調子だ。 最も重要なオトリ操作の基準、スタート地点のテンションを感じ取るための調子であり、それが誰にでもわかるようなチューニングに心血を注いでいる。 プロセレクトFWの、しかも85という人気のスペックなら、なおさらだ。 だからこそ、同じFWでも時代によって調子とコンセプトを変えていた。 しかし今作はまさに“いいとこ取り”。絶妙の調子を開発力で具現化することができたといえる。 2025年盛夏の白川、とあるロケにもこの竿を携えて訪れた。 オトリを放ち、前アタリを感じ取った小澤はテンションが爆上がり。 数えきれないほど多くの鮎を釣ってきた男が、目の前の1尾に夢中になる。 「口、口、口!サカバリが切れた! よっしゃー!!」 躍るように揺れる穂先が、掛かりどころとサカバリが切れた瞬間を的確に伝え、竿を立てて抜くタイミングまで教えてくれる。 「引いてよし、ゼロ感度取ってよしの、いいバランスになったんじゃないかなと思います。 自分のYouTubeチャンネルの撮影でも使ってみると、あらためて『いいなぁ…』と。 めちゃめちゃいい竿ですね(笑)。 スペシャルクラスかと思うくらいです」 TECHNOLOGY -テクノロジー- ■スパイラルX ■エキサイトトップ ■Gクロスプロテクター ■回転「超感」トップ ■しっとりグリップ H表示・・・H2.6 全長・・・8.5m 継数・・・7本 仕舞・・・142.5cm 自重・・・197g 先径・・・1.7mm 元径・・・24.3mm 適合オモリ・・・0〜3号 適合水中糸・・・ナイロン0.1〜0.6 メタル0.03〜0.2 カーボン含有率・・・99.8% |
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